どこかで一日店長をして来ましたとかそうゆう話ではなく、一日の終わりに昔バイトをしていたフランス料理店の店長から久々に電話がかかってきたという話です。横浜と新宿に出店するということで僕が大学2年か3年のときに大阪から東京へ転勤なされて、僕が大阪店の一日の売上を計算している時間帯に新宿店から電話を架けてきて、「やっぱり商売は東京や。お前もはよ東京の大学へ転校してこい。」と電話口で東京の魅力を懇々と説かれた。実際、就職して東京配属になり、その旨を報告すると、「うんうん、わかった。わかってた。おれに関係した人間はなぜか、おれのパワーに引き寄せられるから。東京来ると思ってたよ。」と霊能者まがいの発言を頂いた。そんなこんなで、バイト自体は大学3年のときに辞めたのだがそれ以降もちょくちょく飲みに連れて行ってもらっていた。年の離れた飲み友達。
久々に連絡を受け、「久しぶりやな!実は店長、一年前に会社辞めたんや。今は嫁さんの実家の和歌山で個人事業主や。ところでお前そろそろ大阪帰って来れそうか?」(←休日で帰るとかではなく、大阪に転勤になるという温度感)。と、とうきょうの魅力とか…。
電話のなかで「お前いくつになったんや?」と聞かれ、「今年25です」と答えると「そうか、早いもんやなー。」と言われ、そう言えば店長と出会ったのは大学入学した年だから18才、25−18=7年か、と考えると思わず噴出してしまった。